●大阪海遊館の水槽に色んな種類の魚が泳いでいました。その中でも一番目を引いたのは、大きな甚平鮫が泳いでいる姿でした。大きな水槽に大きなからだで、ゆったりと泳ぐ姿は、大きいのにその表情のせいなんでしょうか、本当に可愛いく見えました。食べ物は巨体に似合わずプランクトンしか食べない故でしょか。他の鮫はシャープで、映画のジョーズを連想させる、怖くて恐ろしイメージあります。ジンベイザメの名前の由来は、身体にある模様が着物の甚平衛(じんべい)甚平に似ていることから名づけられたとされています。私は、皮で色々な小物を作っています。甚平鮫のような大きい物(クジラにつぐ体長で最大級のものは20m 体重20t)の表現できませんが、(体長9cm 幅 ヒレを含めて3.5cm 体重 3g)可愛いさは伝える事ができたと思います。
この甚平鮫を作っている皮は、純白の羊皮です。いつも仕入れている所でこの皮が廃番になっているので、(かなりショクを受けました)大事に使っています。普通手に入れ易い白い皮は、コーティングしてあるので、白い斑点を残して染める事などできません。それに立体的に成形することは、かなり困難です。染料は、カバン等を染める物と同じです。斑点はろうけつ染めのようりょうで、その部分だけ染まらないようにしています。