川の土手700m位に木蓮の木が40本ほど植えてあり、それがいっせいに青空に真直ぐにおおきな花が凛と咲く姿が見事だ。木蓮の花びらで水を飲む話を子供のころ読んだ、今以上もっと大きく感じた記憶が蘇る。広い道路を挟んで一段と大きな木があり、その先に建物で川が少し曲がって道が少し下がっているため、その先に続いているだろう並木が視界から消える。一度その道路を渡りその大きな木が、最後の一本だと知って後悔した。ずーと続くだろうと錯覚するこの木蓮並木が大好きだ。この前通りがかった時、つぼみが芽吹いていたので、スマホを持って行ったのだが、曇り空に緑の葉のない白い花は大きくても、映り映えしない。それに今年は、木々がばらばらに花を咲かせいる、満開の木もあれば、花びらが地面に落ちていたり、まだかたい蕾だけの木もあり、吸い込まれるような並木道にはならないだろう。その変わりにそこここに咲き誇っている小さくて可愛い同じ白の花だが、緑の葉に映える雪柳に写真を撮った。