羊の親子

眠りに着けない時、羊が1匹、羊が2匹と数えるとの話で聞くが、それを、何時、どこで、誰から教わったのだろうか。人類すべてが、「迷える子羊」であり、イエス・キリストは「良き羊飼い」と聖書の福音書に出てくる事に関係があるのだろうか。羊を数えて睡魔が襲ってくるとも思えない。子供の頃、霊柩車を見ると、親指を隠さないと親が死ぬと、親指を手の中に握った。そんな事を誰も信じていなかったが、あのお神輿みたいな屋根を飾った車に敬意を払ったのかな。いつの頃にか、あの仰々しい車を見かけなくなった。それと共にそんな事言い方も消えてしまった。夜に口笛を吹くと蛇が出る。夜に爪を切ると親の死に目に会えない。夜に新しい靴を下してはいけない。等々と、夜にまつわる禁止事項が沢山あるが、煌々とした電光の下では、必要の無い言い伝え、迷信、ジンクスになってしまった。最近は、都市伝説と言う言葉を聞く。「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」解説されている。