ラインのおかげで、XX町へ行った

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無料で使いがってが良いラインと言う物の名前だけは、知っていた。そのラインに加入してもらうと、友達が5人入っていて連絡をくれた。その中の一人A子に、B子とC子が、XX町に行きたいと言っていると返信した。二人共、A子の面識がある程度の知り合いだが、XX町の何処に行きたいのと聞いてきた。A子の住むXX町に私も実家があるので、二人の要望を無視していたが、ラインでA子に話す機会が持てたので重い腰を上げた。
A子が、テレビで紹介された中華料理店に予約をしてくれ、おまかせコースを四人で美味しく楽しく頂いた。2月中旬の寒空、二人は二、三十年振りの町に懐かしむ事しかりだ。私もA子も、わざわざXX町を近年探訪する事など無く、その変化に感心した。まず四人の共通点の小学校へ行くことにした。教室の窓から見える家の個性的な彼女が、亡くなったとか、あれから半世紀以上経つのだから大きな変化が当たり前の事だ。正面玄関、通用門は、昔と同じだが、建物の位置は変わっている、少し離れたところのプールの位置も同じだった。こんなに道が狭かった?等等、こちらの変化もある。子供のころよく遊んだ友達のお店があり、賑やかで長い大きな商店街巡りをした。残念なことにその日は、定休日だったが、その寂れようは押して測るべしだ。それから幼稚園に向かった、六十年前の記憶となると四人が、幼すぎたからかもしれないが、四人共の記憶がばらばらだった。