ブリューゲルの絵画で連想するのは、友は「雪中の狩人」で、私は「農民の踊り」である。画集で若い時見て、農民画家で日本人が特に好きな画家の一人だと紹介されていたのを記憶している。彼は農民で無く知識人だったとか、でも愛情にあふれた視線で農民の生活を描いている。今回「バベルの塔」を見て、他にも見ているのを思い出した。生誕日ははっきりしなく、1569年没で40才前後でなくなっている。生国がブラバント公国、現在のオランダとあるので、オランダ国立美術館かと思ったが違った。ベルギーの美術館に多く所蔵されているが、残念なことに行っていない。スペインのマドリードのプラド美術館で「死の勝利」を見ている。サッカーでマドリードが優勝した年で、売れ残ったユニフォームを土産に探した。その後フランスのルーブル美術館で「足なえたち」を見ている。海外旅行での美術館巡りは、圧倒される美術品や絵画で限られた短い時間しか無いので、もったいないと言うしかない。ヒエロニ・ボスの2点の絵画があったが、「バベルの塔」1点をじっくり見るのに物足りなさを感じるんは、如何なものか。