今回のリチウムイオン電池開発の吉野彰先生のノーベル賞受賞は、身近に感じられてとっても嬉しい。近ごろNHKの聴き逃しのラジオ番組にハマって、寝る前に必ずと言って良いぐらい聴ている。色々なジャンルがあるが、その時々の自分の好みで、選局している。その中で最も気に入ったのが、科学と人間の「リチウムイオン電池の開発」の番組だった。化学は私のもっとも不得意分野で、寝る前に聴くには眠りにつくには持って来いのお話だと考えた。それが何の何の素晴らしく楽しいお話しで、30分13回であっただろうか、それまでの、それからの、他の番組の中で一番興味深く聴いていた。家族にも熱くその旨伝えていたので良かったねと喜んでくれた。話の運び方、表現の仕方、語り口等々がほんとうに素敵だと思う。布団の中でだが、何回も繰り返しで聴いている。勿論また聞きたいと思うし、今度は、以前より違った感慨を持って聴くと思う。先生のお話をちゃんと聴いているかとなると、ざっくりとしか理解していない。そんな私を夢中にさせてくれた先生のお話は、最高だった。