この子達が、出来上がった時チルチルミチルを想い浮かべた。グリムの童話だったのか、お話の筋も漠然としか覚えていないが、大人になればこのお話が残酷な筋書きだと気付く。木こりの夫婦が食い詰め チルチルミチル男の子と女の子の兄妹を森の中に置き去りにする。お腹を減らした兄妹は、森の中にお菓子の家を見つける。絵本の中のお菓子の家は、チョコレートの屋根や色取り取りのキャンデーで飾られている。子供の心にすべての憧れが凝縮され、怖いおばあさんのリスクを冒してでもその中に入ってみたいと思うのが当然だ。お菓子の家は、魔女のおとりだった。色々な困難を克服して、二人の兄妹は家に辿り着く。子供達を捨てた親達が手を広げて喜ぶ場面でハッピーエンド!そんな事ならこのお話が始まるわけ無いだろう大人になれば突っ込みたくなる。もひとつ年をとるとその時代の背景を考慮できる。今現在も似通った話が無い事でも無い。赤ちゃんポストの「ゆりかご」が充実することを願う。