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81才今やっている仕事が終われば、引退するとニュースにあった。81才まで現役であった事に驚きだった。「お嬢さんお手柔らかに」の白黒の作品を見たのが、最初だった。勿論「太陽がいっぱい」は、最高だった。高校2年の時だったか、学校帰りの電車の中で、アラン・ドロンが、高島屋の屋上に来ると伝達があった。誰からの発信か不明だが、全車両に波が流れるように情報が伝わってきた。その電車は、当時全線同じだった料金が、区画ごとに料金が変わる時期だったような記憶がある。時間も丁度良くいつも降りる駅を通り過ぎ、難波へ向かった。屋上に上がると勿論溢れかえる人々がいて、一段と高い場所から、彼は私達に笑顔で手を振ってくれた。私の感想、アラン・ドロンはスクリーンで見る事だ。少し影のある美しい顔は、他の男優の群を抜いていた。当時人気のあったジェームス・ディーンも素敵だったが、私は(あまり情熱的な方では無い)アラン・ドロン様が好きだった。当時の彼の出ている映画で、日本にきている物は、もれなく見ていると思う。