生まれ時から、いつも猫が1匹家にいた。母が、年を重ねると猫の性格が、わがままになっていった。どの猫も、タマと名付けられた。小さい時兄弟で、猫の取りあいで、引っ張りあいをしていた頃の猫は、逞しく育った。ある朝母が目を覚ますと、枕元に死んだネズミが、置かれていた。今時の猫は、ネズミなどを食べない。母に勝利品を、見せに来たのだろうけど、迷惑な話しだ。みんなが大人になって、まず猫の好物を、食べさすなどして、甘やかすので、態度がだんだんデカくなっていった。母が、最後に飼った猫は、私が友人から貰い受けたにも関わらず、家に行くと私を見て、何者だと言う顔をしていた。恩知らず!でも猫のそこが可愛いと思う。後年私は、犬を飼って、可愛いが、気を使う面があった。犬と猫、どちらも可愛い。それまで木造の家で猫を飼っていたので、マンションで飼うのに抵抗があった。犬なら散歩に行ってあげれると、犬を飼う事にした。このごろ夏の暑さに、今一度犬を飼ってみたいと思わなくなった。